2017仕事始めは「清美」の収穫からはじまる

2017年今年の始まりは、事務所東側にある多目的ガーデンに植えた蜜柑「清美」の収穫から始まった。この場所に引っ越した13年前、背丈が60cmくらいで幹の太さは1cmに満たない濃い緑の柑橘の葉を30枚ほどつけ、真っ黄色に完熟した蜜柑「清美」が1つだけぶら下がって私の目を釘付けにした。理想の癒やし空間の中心にと植木市で手に入れたものである。
毎年、毎年、今年こそ豊作の「清美」ができると信じながら収穫の冬を迎えるのだが、期待を大きく裏切って1〜2個程度の収穫であった。素人が木を傷付けないようにと、そっとしておいたのだが、収穫が少なすぎるので眠りから覚ます為に大胆な枝打ちを試みて風通しを良くしてみると、夏先には小指の先ほどの赤ちゃんの蜜柑が驚くほど芽をつけて、秋には粒の大きさが一丁前のサイズになり、正月にかけて黄色の蜜柑に育ち、いま収穫時期となった。早く採りすぎてもいけないし、遅くなりすぎても新鮮さが消えてしまうしと思いつつ、1月10日に、ハサミを入れて初めての収穫を味わった。社員の皆さんの机の上に1つづつプレゼントしたのである。「大変美味しかったですよ！」の一言が長年の気苦労を一蹴してくれたのは言うまでもない。